今日もファビュラ〜ス
WARAE先生です。
お悩み相談室にこんなDMが来ました。
鏡がこわい!自分の顔見たくない!
お悩み相談:50代
ペンネーム:「鏡恐怖症のエミ」
鏡を直視できない…
こんにちは、WARAE先生。
私は50代に突入してから、
鏡をほとんど見ることがなくなりました。
顔のたるみが気になって、何となく直視できません。
お化粧も最低限しかせず、
できるだけ鏡を避けて過ごしています。
昔はもっと自信があったのに、
今は自分の顔を見るのが怖くなってしまって…。このままじゃダメだと思うけれど、
どう向き合えばいいのか分からなくて、
心配です。アドバイスをいただけませんか?
エミさん、勇気出してメールありがとう!
わかるよ。私も同じだった!
そういう時
変なスピとかにハマる前に
心理学の本で色々学びましたよー!
見られるのが怖かった。でも今は、ちょっと見てほしい。
いやね、ほんとこれ、
人にはあんまり言ってないんだけど、
私、長いこと、
「見られるのが怖い人」だったんです。
誰に見られるのかって?
それが問題だよ。
「そんな顔で人前に出るつもり?」
「誰もあんたなんか見たくないよ」
っていう声がね、
ずーっと頭の中で鳴ってた。
しかもその声、
明らかに他人ヅラしてるけど、
あれ?これ私じゃない?っていう。
ねえ、これって…そう、
心理学で言うところの「内的批判者」ってやつ。
“うちなる鬼ババァ”、
略して内ババ。
もう毎日、
私の自尊心にアイスピック刺してくるの。
内ババ劇場、毎朝絶賛開演中
「目の下のクマ、出勤前に夜勤した?」
「そのフェイスライン、
今月の重力に勝ててないね?」
朝の洗面所は、もはや心のリング。
ボクサー vs 内ババ、
第一ラウンド開始!みたいな。
でね、見られるのが怖いから、
写真も撮らない、人前にも立たない。
そのうち、
やりたいことも言い出せなくなってきて。
なんかこう、「生きてる」っていうより
「待機してる」感じ。ね。
でもある日、うっかり本音が出ちゃった。
「私…綺麗になりたかったんだよね」
あら不思議、
言った瞬間に、空気が動いた。
そうなのよ。
私、ほんとはもっと、見られたかった。
笑われるんじゃなく、笑いかけてほしかった。
比べられるんじゃなく、見つけられたかった。
これ、心理学的にはなんて言うかって?
「自己肯定感の再起動」
ってやつらしいです。
自己肯定感って、
電源オンにしとけば
一生ついてるやつじゃなくて、
何度でも「再起動ボタン」
が必要なポンコツ構造なんだって。
で、その再起動スイッチが、意外と
「ほんとの気持ちを言ってみること」
だったりする。
見られるの、怖かった。けど。
でもね、あの日、
自分の中の声を「他人の目」じゃなくて
「私の心の弱音」だって気づいたら、
少しずつ、「見られる恐怖」よりも
「見てもらいたい願い」
のほうが、大きくなってきた。
今でももちろん、内ババは生息してる。
でも、あの人、最近ちょっとおとなしいの。
たまに文句言ってきても、
こっちがこう返す。
「で?それって今、幸せな私に必要?」って。
あなたも、
ほんとは見せたかったんじゃない?
たぶんね、あなたもそう。
ほんとは、
ちょっと髪型キマった朝に、見てほしかったし、
ふと鏡に映る自分が「悪くないかも」って思えたら、誰かに言いたかった。
それって、
ちゃんと「生きてる」ってことなんだよね。
だから今こそ、宣言してみて?
「私、ほんとは綺麗になりたかったんです」
って。
そしたら世界は、
ちゃんと聞いてくれるから。
笑いながら、
ちょっと泣きながら、
でも前向いてるあなたを。