――スキンケアも生き方も、同じだって話
「もう無理〜」って声に出して言った日、
だいたい本当に無理。
消えたい。悲しいのか辛いのかもわからない。
疲れたし、、、
体力も気力も在庫ゼロ。
なのに洗濯機は「ピーピー」言ってるし、
冷蔵庫には謎のもやしが死にかけてる。
なにこの“罰ゲーム”みたいな日々。
私、真面目に生きてきたし
ヤンキーでもなけりゃ(教室の壁の徒花)
悪徳詐欺師でもないのに。
毎日天罰気分。
鏡に映った顔は、
もはや夕方5時を過ぎた煮込みハンバーグ。
味は染みてるけど、見た目はくたびれてる。
なのに、だ。
ふと手が伸びて、
いつもの美容液をポンプ1プッシュ。
ついでに頭皮マッサージしてる自分がいる。
たるみが上がるだけで気分も少し浮上する
おい、ちょっと待て。
「もう無理」って言ったよな?
でもね、「もう無理」って言ったあとに、
ちょっとだけ頑張っちゃうのが私たちなんだよ。
しかもそれが、
人生を続けていくための“魔法の5分”だったりする。
その美容液、
未来の自分への置き手紙なんだよね。
「今日もちゃんと、あんたを大事にしたよ」っていう。
誰に見せるわけでもない、
でも超大事な行動。
たったそれだけで、次の日、
おでんもカレーも
「ほろほろの味染みプロ」に昇格する。
そうやって、女も生き延びていくんだと思う。
え?何いい事言った風でしょ?
そうでも無いよ。
今日もバスおりるときに
スカートひっかかって
ぶちコケそうになり
並んでるからテンパって、
スカート外せばいいのに
力こめてフンッて引き裂こうとしたもんね。
ケンシロウみたいに。
あの一瞬、筋肉もりもりだった
上半身ぶぁーんってなってた。
多分。
いや、絶対(なってない)
親切なおじさまが外してくれたけど。
何がいいたいかってーと。
“もう無理”のあとに、
インスタLiveにきて
一緒に骨活トレを私と
ちょっとだけ頑張ったあなた。
今夜、
誰にも気づかれなかったかもしれないけど、
その骨も顔もあなた自身も
あたしもちゃんと知ってるから。